タイヤで走る西武山口線(レオライナー)。アトラクション気分でした

こんにちは。そらまめです。

久しぶりの更新なので今回はライト目な内容です。

先日西武鉄道西武山口線(レオオライナー)に乗ってきました。新交通システムの路線です。

タイヤでコンクリートの上を走るので、まるでアトラクションのような雰囲気でした。


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西武山口線(レオライナー)

西武鉄道の西武山口線。3駅しかない短い路線です。

多摩湖駅⇒西武園遊園地駅⇒(東中峯信号場)⇒西武球場前駅を行ったり来たりします。

愛称はレオライナー

車両 8500系

車両は全て8500系。

四角くカクカクっとした感じがする車両で、4両編成の短い車両です。最近の車両は丸みを帯びた形の車両が多いので少し珍しいかもしれませんね。

そらまめが見た時は最初の白い車両とこの2台の3台が走っていました。

こちらのV3車両は銀座線を思わせるカラーリングですね。プリンのような色味で可愛いです。中はどれも同じようでした。

 

この8500系は運用開始当初からこの車両で、8500という数字は運用開始が1985年というのと、車両の長さが8.5mというところからきているそうです。


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タイヤで走る

レオライナーの特徴はなんといってもタイヤで走るところでしょうか。レオライナーは正式には新交通システムという乗り物なので、鉄のレールに鉄の車輪で走るものではありません。

 

写真を見れば一目瞭然。

見てください、タイヤです。大きくて太いタイヤで走っています。走る音もゴロゴロとタイヤで走る音がします。

もちろん前も後ろも全部同じです。この写真だけだと、ぱっと見はバスのようにも見えますね。でもガソリンで走っているわけではなく、動力は電気です。

 

車両が走っていない線路を見ても、一般的な鉄道のようなレールはどこにもありません。

 

じゃあここは普通の道路?と思うかもしれませんが、道路ではありません。

こちらに注意書きが出ていますが、線路内には高電圧の電気が流れているので危険です。絶対に降りてはダメですよ。

一見何もなさそうだけど実は高電圧が流れていて危険!

というと丸ノ内線などの第三軌条を思い出しますが、レオライナーも第三軌条と同じ方式で、線路横の赤いレールから電気を供給しているのです。

レオライナーのように、線路横もしくは中央にある電気供給レールに案内輪をあてて、ゴムのタイヤで走行する交通機関のことを自動案内軌条式旅客輸送システム(AGT)といいます。

山口線と狭山線

レオライナー(西武山口線)は3駅しかなく、終点は西武球場前駅です。レオライナーは西武園遊園地と西武球場に行く人専用といっていいくらいの路線なので、利用者のほとんどがそのどちらかに行く人でしょう。(そらまめのようなただ乗りに来る鉄道ファンも多いかもしれませんが。)

1日の乗降者数も3駅の中で西武球場前が一番多いようです。

 

でも西武球場前駅はレオライナー(山口線)以外にももう1つ路線が通っています。それが西武狭山線。西武狭山線も同じく3駅で、西所沢~下山口~西武園球場前です。

 

同じ単線3駅の短い路線ですが、西武球場前へは駅のホームを見るとその差は歴然。

こちらがレオライナー(山口線)

こちらが狭山線のホーム。

全然大きさが違いますね。

狭山線は西武池袋線や東横線などとの直通もしてますし(日時は限られてますが)、試合やイベント時は特急も走るそうなので、西武球場へはこちらの狭山線を使う人の方が多いのでしょうね。

 

レオライナー(山口線)も狭山線も同じ駅構内にホームがあって、改札入ってすぐが狭山線のホーム。改札右手から進んだところに、レオライナーのホームがあります。


レオライナー(山口線)ホームへ向かう道

なんとなくこの通路、アトラクションの通路っぽいですね。そらまめの個人的な感想ですが、レオライナーは交通機関というより、アトラクションに乗っているような気分でした。西武園遊園地も通りますしね。


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新交通システム

最後に「新交通システム」について。

レオライナーは新交通システムの乗り物です。

新交通システムとは、従来のレールを走る電車などとは異なり、タイヤなどで走る輸送機関のことをいいます。自動運転を念頭に置いた造りの中規模なものです。

東京近郊だとゆりかもめや横浜シーサイドラインなども、同じ新交通システムですね。

写真はゆりかもめ

 

自動運転ができる仕組みではありますが、レオライナーは有人運転です。ゆりかもめやシーサイドラインは無人運転です。

 

新交通システムは鉄道のような乗り物にだけ使われる言葉ではなく、広い意味では動く歩道やエスカレーター等のことも差します。

おまけ(多摩湖と多摩湖駅)

おまけの写真です。

多摩湖駅降りるとすぐ都立狭山公園があります。公園自体も多摩湖(村山貯水池)もとても広々としていて気持ちが良い場所でした。

 

マップで見ると公園脇に、旧多摩湖駅跡のマークがあったので行ってみました。が、特に何かがあるわけではなく、昔ここに駅がありましたというだけのようでした。


場所はここであってるはず・・・

 

公園からは西武多摩湖線が見えました。多摩湖線は今は赤、青(紺)、黄の車両が走っているんですね。多摩湖線の話はまたいつか・・・

こちらは多摩湖駅。観覧車が見えるのがいいですね。

本当は西武球場前駅周辺もいろいろ写真を撮りたかったのですが、その日はイベントですごい人だったので駅の写真は撮れずに終わりました。少し歩けば狭山湖の方まで行けるので、暖かくなったら再チャレンジしようと思います。

おわりに

簡単に西武山口線・レオライナーに乗ってきた話を書きました。

たった3駅の短い単線。タイヤで走る新交通システム。普段乗ってる電車とは全く違う乗り物だけど、なんとも言えない懐かしさを感じるレオライナー。

ホームも含めアトラクションっぽい雰囲気もあり(西武園遊園地のイメージに引っ張られてるだけかもしれませんが)、とても面白く満足できる体験でした。

少し乗りに行きにくい路線ですが、是非一度乗りに行ってみてください。


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