こんにちは。そらまめです。
2019年11月16日にJR発足以来初となる、山手線の一部を半日以上運休しての工事が行われました。
普段はぐるぐる回り続けている、東京の大動脈ともいえる山手線。
その山手線が一部運休するということで、普段とは違う行き先表示や、いつもなら見られない光景が見られるということで
鉄道ファンの間では一大イベントのようになっていました。
そらまめも普段とは違う光景を探して山手線に乗ってきたので、その時のお話を書いていきます。
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11/16の山手線工事
最初にも書きましたが、半日以上山手線を運休させての工事は、JRが発足して以来初めての出来事。
山手線はそれくらい普段は止めることができない、大事な路線でもあります。
この11/16に行われた山手線工事は、新駅「高輪ゲートウェイ駅」（2020年に暫定開業）に接続させるための線路工事。
山手線内外と京浜東北線の3本を切り替えする工事でした。
普段の工事は夜間に行われていますが、今回は大きな工事だったので昼間にかけても行われていたのでしょう。
工事期間の運行状況
工事に伴う山手線の運休が計画されていたのは、2019年11月16日の始発～16時頃。
山手線と京浜東北線全てが運休ではなく、
工事区間を含む一部区間が運休となり、折り返し運転が行われていました。
参考：JR東日本ニュース
山手線は、上野～大崎間で運休＆上野駅と大崎駅で新宿方面へ折り返し。
京浜東北線は、田町駅で大宮方面へ折り返しと、品川で横浜方面への折り返しが実施されました。
また各地下鉄への振替が行われた他、りんかい線や上野東京ラインが増発され、
山手線と京浜東北線以外にも影響を及ぼすくらい大規模なダイヤ変更がありました。
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珍しい光景
工事期間中はいつもとは違う運行状況だった山手線、京浜東北線。
その為普段では見られない珍しい光景がいくつかあったので、写真に撮ってきました。
どれも恐らく今後はもう見ることは出来ない光景・・のはずです！
(山手・京浜)上野行き、田町行き
まずはこれ！
まさに工事をしている2路線の珍しい行き先です。
山手線の「上野行き」と、京浜東北線の「田町行き」。
内回り外回り以外に山手線で「〇〇行き」と言えば、
大崎・品川・池袋（でも殆どが大崎）ですが、「上野行き」は今回が初めて。
京浜東北線も普段は「田町行き」なんてものはありません。
そしてこちらは神田駅の山手線ホームですが、
神田駅の山手線は運休区間の為、電光掲示板には何も表示がされていませんでした。
山手線・京浜東北線の行き先が普段とは違うとは言え、いつも通りの方向に向かう電車は
いつも通りの表示になっていました。
これは上野駅で折り返して池袋・新宿方面に向かう電車。
この電車も大崎まで行って折り返してきますが、上野駅の時点ではいつも通りの内回り用の表記でした。
(上野駅)同方向への発車
山手線の上野駅では、折り返し運転が行われていた為
なんと内回りと外回りで同じ方向に向かって発車していました。
片側は折り返して車庫に入る回送電車
※動画はyoutubeにあげる予定
普通は内回りと外回りは逆回転をしているので、すれ違うように逆方向へ向かって進んでいきます。
このように同じ方向に並んで山手線が走っている姿はなかなか見られないのではないでしょうか。
(京浜)「田町」行き表示
普段はない京浜東北線の「田町」行き
田町駅で折り返しをしているため、こういう行き先になっていました。
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(上野東京ライン)短区間のピストン輸送
上野東京ラインは実際の工事には関係ない路線ですが、山手線・京浜東北線の運休区間を補填する為に増発。
その為、普段はない上野～品川の短い区間（上野・東京・新橋・品川）でピストン輸送が実施されていました。
上野と品川で「当駅始発」の表示がされている様子。
これは品川を始発で出た電車が、上野で止まり、そのまま上野始発品川行きとなって
上野と品川を行ったり来たりしていました。
(上野東京ライン)グリーン車の座席
これは上野～品川間のピストン輸送していた電車のグリーン車。
普通であればグリーン車の座席は進行方向を向いていますが、
この電車は短区間の臨時電車の為か、座席の向きを変えずに（進行方向を背にする形で）出発していきました。
この4駅の為だけにグリーン車乗る人もいないだろうから、まあそうなるでしょうね・・
おわりに
山手線と京浜東北線が運休という、一大イベントのようだった1日。
ただの工事による影響と言えばそれまでですが、普段と違う珍しい光景を見ることができたので、とても面白い1日でした。
工事後は高輪ゲートウェイの駅を通る線路に切り替わっているので、車窓から見える景色も変わっているのでしょうね。
次回は山手線の歴史についてを書こうと思うので、是非そちらもご覧ください！
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