中央線開業130周年!記念のラッピング車両展示会レポ&記念スタンプも!

こんにちは。そらまめです。

中央線が全身オレンジの車両から、現在の車両に代わって早13年

ですが、今年は中央線開業130周年ということもあり、全身オレンジバーミリオンの記念ラッピングトレインが期間限定で登場しました。

4/13にそのラッピング車両の展示イベントが立川駅で行われたので、そらまめは行ってきました。

写真もたくさん撮ってきたのでどうぞご覧ください!


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中央線開業130周年

まず最初に中央線開業130周年について触れたいと思います。

 

中央線が開業したのは、1889年4月11日

新宿~立川間で開業した中央線の駅は、中野駅・堺駅(武蔵境駅)・国分寺駅・立川駅の4駅。

最初から中央線という名前だったわけではなく、「甲武鉄道会社線 新宿・立川間」として開業しました。

そして同年8月11日に八王子駅が開業し、新宿~八王子の路線となりました。

まだ国鉄にもなる前で、開業当初に走っていたのは蒸気機関車

駅周辺も当然今とは全く異なる雰囲気でした。

中央線=オレンジの101系

130年前の開業当時のことは、当然そらまめは知りません。

ですが、中央線=オレンジという印象は大人になった今も強く、全身オレンジ色の中央線を見て育ってきました。

 

現在も中央線はオレンジ色のラインがあり、中央線はオレンジ色とイメージする人は多いと思いますが、それを決定づけたのが101系の電車

青梅鉄道公園にあった101系の模型

101系は1957年に誕生し、中央線でデビューをして以来、国鉄の通勤形電車の基本形となった電車です。

国鉄最初の新性能電車。

この101系は当時茶色で地味な色ばかりだった国鉄車両のイメージを変えようと明るいカラーが使用され、中央線はオレンジ、山手線では黄色で車両全体が塗装されていました。

続く103系、201系

1973年になると、101系の車両を改良してできた103系が誕生します。

形は101系とほとんど同じで、この103系は各路線でかなりの数が導入された量産型の形式です。

中央線は変わらずオレンジ色。

 

その後さらに改良された201系が誕生し、1985年には中央線を走る電車は全て201系に置き換えられました。

その後長らく、全身オレンジ色の201系が中央線の顔としてたくさん走っていました。

今30代以上の人は懐かしさ込みで「中央線と言えばこれ!」と思う人も多いかもしれませんね。

もちろんこの201系も全身オレンジ。

青梅鉄道公園にあった201系のパネル

 

現在の形式の車両(E233系)が登場したのは2006年。

そこから徐々にE233系に置き換わっていき、201系は2010年にラストランを終え中央線を引退しました。

現在の車両はベースはシルバーですが、オレンジのラインが2本入っています。

オレンジバーミリオン

色をイメージ付けた101系以降、中央線はずっとオレンジ色。

オレンジ、オレンジ言っていますが、実は中央線のオレンジ色には名前がついていて

オレンジバーミリオン

というのが正式名称なのです。

 

オレンジバーミリオンとは、日本語で言うと「朱色1号」で国鉄が定めた色の名称です。

色番号で調べると、思っているよりは茶色よりのオレンジといった感じでしょうか。

参考:google

 

中央線は現在の車両でもこのオレンジバーミリオンが使われていて、

他の路線だと武蔵野線、八高線・川越線がオレンジバーミリオンカラーを使用しています

湘南新宿ライン・上野東京ラインもオレンジが使われていますが、こちらはオレンジバーミリオンではなく普通のオレンジのようです。

武蔵野線は同じオレンジバーミリオン(写真だとわかりにくいですが・・)

湘南新宿は違うオレンジ

参考:wikipedia 日本の鉄道ラインカラー一覧


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130周年記念展示イベント

そんな中央線も今年で開業して130周年!

それを記念して、中央線沿線では記念キャンペーンやイベントが開催されています。

一番の目玉は、当時の中央線の顔!201系を模したラッピング電車の運行です!

 

ラッピング電車は1編成のみ。

なので、「どこかで会えるかも・・」と思ってもなかなかお目にかかることはできません。

(1日中駅で待っていれば来るかもしれませんが・・)

そんな記念ラッピング電車をじっくり見ることができる展示イベントが4/13(土)に開催されました@立川駅。

パネル展示などもあったので、写真と一緒にお届けします。

現行車両との違いは最後にまとめて書いていきます。

201系ラッピングトレイン

立川駅の2番線が展示イベント会場になっていました。

遠くからでもはっきりとわかるオレンジバーミリオンの車体!

残念ながら頭の部分はラッピングされていません。

でも横から見ると、全体がオレンジでとても目立ちますね。

 

車体の横にある白丸で書かれたものは、こちらです。

130周年記念マーク!

ヘッドマークにもこの記念マークが使われています。

 

この展示イベント、車両の展示だけかと思ったら、中にパネル展示もありました。

もちろん無料。ですがちょっとだけ車内に入るのに並びました。

入口は9号車。

さあ中に入りましょう。

車内パネル展示

このラッピング電車、201系のラッピングをしただけなので車内はもちろん現行のE233系

なので車内は特に目新しいものはありません。

中央線歴史写真展

パネルの展示はこんな感じ。

開業時の資料や看板、懐かしの写真などがパネルで展示されていました。

実物等は置いてありませんが、結構な数のパネルがあり、9号車から入って4号車の出口まで、年代順に様々なパネルが並べられていました。

 

パネルになっているのでサイズはわかりませんが、昔の乗車券とか、

行き先表示板(サボ)とか。

「中央線が好きだ。」ポスター展

新しいものだと、「中央線が好きだ。」のプロモーションパネルの展示もありました。

「中央線が好きだ。」のバックナンバーも置いてありましたよ。

 

パネルの中には三鷹跨線橋もありました。

この写真も雰囲気あるし、跨線橋良いですよね。そらまめ好きです。




東京観光情報センター多摩ブース

車内展示の最後は、観光センターのブース。

これは青梅の観光ポスターとパンフレットですが、いろいろなパンフレットがたくさん置いてありましたよ。

 

出口のところでは、130周年記念と書かれた付箋と、東京トラベルブックをお土産としてもらえました。

ちょっとしたものでも、お土産があると嬉しいです。

外からの写真

201系ラッピング電車と現行の車両が並んだ姿。

顔が同じなので、一瞬同じ車両に見えてしまいます・・

↓こうやって見ると別ものに見えますね。

2006~2010年の201系引退までは、こんな感じで新旧並ぶ姿も見れたので、懐かしい光景ですね。


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現行(E233系)との違い

201系のラッピングとはいっても、元の車両は現行車両のE233系。

車両の形や内装は201系とは全く違います。

でも、ラッピングしている外側は現行とは違う201系らしい部分がいくつかありました。

車体文字の字体

先頭車に書かれている車両所属場所の文字。

左が201系ラッピング、右が現行E233系。

書いてある内容は同じでも字体が違います。ラッピングの方は201系で使われていた字体ですね。

こちらも車体横の文字ですが、ちょっと違います。

この上のラッピングの方、下の文字の形が透けて見えていてラッピングした車両ということがよくわかります。

 

あとは号車番号。

違う号車なのでわかりにくいですが、これも字体が違っています。

下にある車いすとベビーカーマークは、恐らく201系そのものにはなかったと思いますが、ラッピング電車とはいえ通常運行する車両なので、必要だから付けたのでしょう。

JRマークの位置

車両に書かれているJRのマーク

最近のJRの車両は大体がカラーラインの上に白字でJRと書かれていますが、以前は運転席の横に大きくJRと書かれていました。

上がラッピング201、下が現行E233です。

ちなみにこのマークの入り方をしている車両、実は現在も中央線を走っています。

それは、こちら!

それは現在中央線を走っている、旧常磐線の代替車両

この車両はちょっと古いので、大きなJRマークがあります。

いつからライン上のマークに変わったのかわかりませんが、こんなところにも201系と現行E233系の違いが出ていますね。

記念スタンプ

2019年4月11日に開業130周年を迎えた中央線。

それに伴い各駅でアニバーサリーイベントを行っていて、この201系ラッピング電車の展示は立川駅の目玉イベントでした。

他にも記念駅弁や、電車モチーフのお菓子、グッズ販売、記念入場券など様々な企画があり、各駅盛り上がっていたようです。

アニバーサリーイベントをやっているのは、中野駅・武蔵境駅・国分寺駅・立川駅で、どの駅も中央線と同じ4月11日開業した駅です。

 

その中で、中野を除く立川、武蔵境、国分寺の3駅にオリジナルの記念スタンプが設置され、専用の台紙に押せるようになっていました。

そらまめは3駅全てのスタンプを押してきたので、記念に乗せておきます。

記念スタンプ、何故中野駅は省かれたのでしょうか・・


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おわりに

中央線は今や人気の街の多い路線となっていますが、

130年の間に機関車から電車になり、車両が変わり、高架化し、様々な変化を遂げながら、今も昔も変わらずオレンジ色の電車が走ってきました。

 

今回、ラッピングですが全身オレンジバーミリオンの中央線が復活したことで、

ああ、やっぱり中央線はオレンジだなあ」と改めて思いました。

最近の新型車両で、丸ノ内線や相鉄線に全身フルカラーの車両が出てきているので、もしかしたらラインカラーではなくフルカラーの車両が流行りだして

全身オレンジの中央線新型が登場する・・なんてことをそらまめは思ったりしました。

 

201系ラッピング電車2019年4月8日~8月31日まで!

今度は是非走っているところを見てみたいですね。

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