こんにちは。そらまめです。
前回に続き、SL(蒸気機関車)を見られる都内公園のまとめ、東京都下編です。
まだそらまめは全部の公園を巡れてはいませんが、都内にはSL(蒸気機関車)が展示保管されている公園がたくさんあります。
殆どが青空展示なので無料で見られますよ。
<広告>
動くSLと動かないSL
都内にはたくさんのSLが展示保存されていますが、これらのSLはお手入れをすれば動くのか?
というと、公園などに展示されているSLは動かすことは出来ません。
公園での展示などのように、
本来の用途として動作/運用ができない状態(不可能とは限らない)で保存されているものを、静態保存といいます。
対して、今も日本各地で走っている蒸気機関車は動態保存といい、動く状態で保存されているものを指します。
たくさんのSLが静態保存・動態保存されていますが、動く状態でも動かない状態でも、車両保存・維持にはとてもお金がかかるのです。
なので公園のSLがもし触れる状態だったとしても、大事に丁寧に扱うようにしましょうね。
SLが展示保存されている公園
では、SLが展示保存されている公園のご紹介!東京都下編です。
それぞれの公園にあるSLが何の形式かと併せてご紹介していきます。
都内のSLがある公園23区編はこちらをどうぞ↓
【23区編】都内公園のSL巡り。D51やC11、本物の蒸気機関車に会いに行こう!
小金井公園(小金井市):C57
小金井公園は小金井市にある大きな公園です。
最寄り駅はJR武蔵小金井駅か西武新宿線の花小金井駅。どちらも駅からは歩くとちょっと距離があります。
敷地面積はかなり広く、大きな原っぱやそり滑りができるところもあるので、西東京エリアのファミリー御用達の公園。
桜の名所としても有名です。
小金井公園のSLはどこにいるかというと、公園の端。
西口入ってすぐのところにひっそりと展示されています。
C57164
後ろは桜の木だと思うので、春に来れば最高かも!
小金井公園のSLは柵で囲われていて中には入れませんが、3~11月の土日祝日と都民の日には一般開放されて、間近でSLを見ることができます。
ただ、フェンスではないので、中に入れなくても柵の間から十分良い写真を撮ることは出来ますよ!
そらまめも柵の外から撮りました。
かなり状態は良さそうです。
珍しく客車が連結された状態での保存なので、走っていた時の様子がリアルに感じられるのもいいですね。
柵も手が込んでいて、全体的に綺麗に大事に保存されているのが分かって嬉しいです。
羽村市動物公園(羽村市):C58
羽村市動物公園は普通の原っぱがあるような公園ではなく、小さな動物園です。
入園は無料!
だけどキリン・シマウマといったサバンナの大きな動物や、サーバルやシベリアオオヤマネコなどの肉食動物等もいて満足度の高い公園です。
そんな羽村市動物公園にもSLは展示されています。
C58395
画像引用:公園&遊び場ガイド とうきょうなび
横の赤いラインがちょっとお洒落だけど、元からこの配色だったのでしょうか?
このSLも運転席まで行くことができるようです。
写真で見た感じそんなに状態は良くなさそうですが、どうやらこの近くに桜の木があるようで、良い時期に行けば桜×SLの写真が撮れそうですね。
<広告>
昭和公園(昭島市):D51
昭島市にある昭和公園です。
最寄りはJR東中神駅、徒歩5分で駅近。
お隣の西立川には超有名な昭和記念公園がありますが、そちらではないのでご注意ください。
昭和記念公園と比べると小さいですが、陸上トラックやスタジアムもあるし、小動物園もあるそこそこ大きな公園です。
ここにあるSLはD51451
写真で見た感じ、ここも雨ざらしであまり状態が良くなさそうです。
※2021年4月追記
最近修復工事があったのか、ピカピカの綺麗な状態になっていました!
フェンスに囲われていて中には入れませんでしたが、運転席に入れるステップがあったので、もしかしたら公開日とかあるのかもしれませんね。
府中市郷土の森公園(府中市):D51
府中市郷土の森公園は、府中市の府中本町駅が最寄りの公園です。
交通公園の他に、プールや総合体育館、博物館、なんとゴーカートまである大きな公園です。
2020年のオリンピックでは自転車競技ロードレースの会場にもなっているようです。
D51296
ちゃんと屋根があります。
よく見ると後ろにも何かがいます。これは何かというと・・
電気機関車EB101
国鉄唯一の蓄電池機関車として2両のみが製造されたうちの1両なので見た目は地味ですが、大変貴重な車両です。
交通公園によくあるSLと都電の組み合わせですが、もちろんここにも展示されていました。
他にもバスや消防車の展示なんかもあり、中にも入れるようになっていましたよ。
子どもたちは1日中楽しめる公園ではないでしょうか。
東村山市運動公園(東村山市):D51
西武新宿線久米川駅からだと歩いて20分程。
銀河鉄道バスという洒落た名前のバスに乗ると公園すぐにバス停があります。あまり大きくない公園で、敷地の殆どが野球場になっています。
ここにあるSLは屋根なしで雨ざらし。
なのに他の公園よりもびっくりするぐらい劣化しています。あまり管理されていないのかもしれません。
D51684
まるで幽霊列車・・
ボロボロでいまにも崩れそう・・
これだけボロボロだと当然のことながら柵の中には入れません。
ただ他の公園にはない雪かき機も一緒に置いてあるのはいいですね。
ボロボロすぎてあまりおすすめはできませんが、ちょっと廃墟感のあるSLを見たい方は是非どうぞ。
※2020年4月追記
こちらのSL、老朽化の為ついに解体されてしまったようです。市民に愛されていたSLのようで保存を訴える声が多かったようですが残念ですね。
<広告>
青梅鉄道公園(青梅市):110形、5500形、2120形、E10、C11等
JR青梅線、青梅駅から歩いて15分ほどのところにある鉄道公園。
青梅鉄道公園、ここは都内のSL展示の中ではもう別格です!
あまりにもたくさんのSLがいてびっくりしました。ここには東海道新幹線の0系も展示されています。(今年夏~秋頃までは改修工事で見られないようですが・・)
JR東日本系列が管理しているところなので、普通の公園とは違いますが、入場料も大人100円と安くたくさんの車両が見られるのでおすすめしたい公園です。
青梅鉄道公園については書くことが多すぎるので、別記事にまとめていきます!
記事が書きあがるまではこちらを置いておきます↓
中央線と何が違うの?青梅線!車両と路線の違いについて。ラッピング列車に乗れたらラッキー!
(2020年12月追記)
とっくに記事が出来ていたのにリンク貼るのを忘れていました・・
東武博物館(墨田区):東武B1形(5500形)
最後に、公園ではありませんがSLが展示されているところとして、墨田区にある東武博物館も挙げておきます。
そらまめもまだ行ったことがないので、行ったら記事にまとめますね。
葛西の地下鉄博物館。入場料が安くて中は充実!大人も子どもも楽しめる鉄道博物館。
東武鉄道が運営している鉄道博物館なので、入場は有料。
SLの他にも東武鉄道の車両の展示や、鉄道の仕組み等も学べます。
※2020年追記
東武鉄道博物館行ってきました!SLは2つ展示してありますが、1つは屋外展示だったのでそのSLだけなら無料で見ることができます。(博物館内も充実していたので、是非館内も見てくださいね)
おわりに
思っていた以上にたくさんのSLが都内にはありました。
日本全国で見れば、現役で走っているSLもあるし、更に多くのSLが展示保存されています。
過去のものでありながらもまだまだ私たちの近いところにあるSL(蒸気機関車)。
桜の季節になれば、桜×SLの素敵な組み合わせが見られるのも公園展示ならではですね。
たまにはじっくりとSLを眺めながら、当時の姿を思い浮かべてみるのもいいものですよ。
是非、お近くの公園へ!
コメント
[…] 【都下編】都内公園のSL巡り。蒸気機関車×桜の写真も撮れるのは公園展示… […]
[…] 【都下編】都内公園のSL巡り。蒸気機関車×桜の写真も撮れるのは公園展示… […]
[…] 【都下編】都内公園のSL巡り。蒸気機関車×桜の写真も撮れるのは公園展示… […]