こんにちは。そらまめです。
なかなかお出かけもし難いご時世ですが、久しぶりに東京駅に行ってきました。
東京駅は多くの路線の起点となる駅なので、いろんな0キロポストがあるんです。
今回は東京駅各ホームの0キロポストを探してみました。新幹線のホームにもありましたよ。
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0キロポストとは
0キロポストとは路線の起点を表す距離標のことです。
距離標(キロポスト)
距離標は鉄道独自のものではありません。鉄道や道路など、その地点が起点からどれくらい離れているのかの距離を表したものを距離標といいます。
場所によって表示のされ方は異なりますが、例えば地点から3km離れた地点にある距離標には「(起点から)3km」となっています。
キロポストと呼ばれてますが、正確にはキロメートルポストと言います。
0キロポストは起点
起点からの距離を表す距離標なので、当然起点は0km。
0キロポストがある地点が、その鉄道・道路の始まりの地点ということになります。
道路だと日本橋がわかりやすい道路の起点ですが、ここにも0キロポストにあたるものが設置されています。
(写真は後日追加予定)
東京駅の0キロポスト
多くの路線が集まる巨大ターミナル駅、東京駅。
東京駅が起点となっている路線も多いので0キロポストがたくさんあるんですね。もちろん新幹線ホームにも。全ホームの0キロポストを探してきました。
ちなみにターミナル駅とは元は「終着駅、末端の駅」を表していましたが、今の日本では多くの路線が集まる大きい駅を指す言葉になっています。(海外でもそうなんでしょうか?)
道路やJR以外はわかりませんが、東京駅の0キロポストはホームのちょうど真ん中あたりにあります。
中央線ホーム(1・2番線)
東京駅の丸の内側、一番高い位置にある1・2番線の中央線ホーム。
ここにある0キロポストがこちら。
よくある白い杭のようなものではなく、モニュメントのような0キロポストがありました。
反対側はこれ。0粁米。キロメートルが漢字になってますね。
粁がキロメートル、米がメートルを表す漢字なので、0キロメートルメートルとなってるように見えますが0.0キロメートルということなのでしょうか。
京浜東北線と山手線ホーム(3・4番線)
3・4番線の上野方面行きの京浜東北線と山手線です。
こちらは山手線の4番線側。
中央線ほどモニュメント感はありませんが、こちらもモニュメントでわかりやすい0キロポストが設置されています。
正面から見た0キロポスト。
反対側の3番線(京浜東北線)、は少し大きい杭の0キロポストでした。
隣の中央線とはホームの高さが違うので実質端の壁。空気の通りが悪いのか、だいぶ黒ずんでいました。
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京浜東北線と山手線ホーム(5・6番線)
続いても京浜東北線と山手線ホームですが、品川方面行きの5・6番線です。
5番線(山手線)は4番線で見たのと同じなので省略。
6番線(京浜東北線)側は中央線と似たモニュメント型の0キロポストでした。
こちら側からみると「km」と表記されてないので、6番線の0キロポストは上のモニュメントではなく下の白い標なのかもしれません。
常磐線、宇都宮線、高崎線、上野東京ラインホーム(7・8番線)
お次は7・8番線のホーム。
7番線は6番線で見たものと同じです。
こちら側には「km」と表示されてるので、これが0キロポストであるというのがわかりやすいですね。
8番線の0キロポストはこれ。
新しく設置しなおしたような感じの0キロポストでした。
奥にはちょうどサフィール踊り子が止まっていました。
東海道線ホーム(9・10番線)
東海道線の9番線ホーム0キロポストは8番線と同じ。
10番線の0キロポストはこちら。
新幹線ホームの陰に隠れるような感じで、杭の0キロポストがありました。
京葉線ホーム
京葉線は八重洲側の地下にあって、離れたところにあるホームです。
1・2番線
京葉線1・2番ホームの0キロポストはこちら。
特にモニュメント等もなく、普通の杭タイプでした。
0キロポスト自体は普通でしたが、ホーム上の床には0キロポストを表すこんなものが。
他の路線のホームにもあるのかと探しましたが、どうやらこの京葉線とこのあと出てくる総武線ホームだけに設置されているようでした。
地下ホームだけにあるのは、何か理由があるのかないのか・・
3・4番線
京葉線3・4番線ホームの0キロポストはこちら。
・・わかりにくいですね。
近くで見るとこうなってます。真っ黒!地下のホームだから汚れが付きにくいのでしょうか。
1・2番線のホーム床にあった0キロポストの説明は、3・4番線にも全く同じものがありました。
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横須賀・総武線ホーム
こちらは丸の内側の地下にある総武線、横須賀線のホームです。
横須賀・総武線ホームの壁際の0キロポストはこちら
3番線と2番線の間にある0キロポストは、杭のようなものもなく直接地面に「0k」と書かれたものだけがありました。
この写真の手前に何か書いてありますが、拡大すると「東京←|→新橋」となっているのがわかります。
でも実際は「東京←」となっている方面は「新橋」だし、「→新橋」となっている方面は「新日本橋」なんですよね。そもそもここが「東京駅」だし・・
工事用なのか過去のものなのか、これが一体何なのか不明ですが0キロポストすぐのところに書かれているので、きっと何か意味がある(あった)のでしょう。
そして京王線ホーム床にあった0キロポストの表記、横須賀・総武線ホームにはこのようなものが設置してありました。
0キロポストの説明書きはなく「0km」とだけ書かれています。
知らない人がみたら「海抜0km?」と勘違いしてしまいそうな気もしますが、このホームは地下5階なので0キロポストの表示で間違いないでしょう。
新幹線ホーム
0キロポストは新幹線のホームにももちろんあります。
JR東日本の新幹線ホームにあった0キロポストはこちら。
ぱっと見ではただの床の模様に見えますが、これが0キロポストです。
ハチの巣状になってるのは何か意味があるのでしょうか?それともただのデザインなのか?
(線路上には0キロポストなかったと思いますが、もしかしたら線路上にも何かあるかもしれません)
東海道新幹線ホームにある0キロポストはこちら。
その他の0キロポスト
東京駅は各路線の起点なだけあって全ホームに0キロポストがありました。
ですが東京駅以外にも0キロポストはいろいろな駅にあります。現役0キロポストからモニュメント化された0キロポストまで、おまけとして東京駅以外の0キロポスト2つご紹介します。(本当はもっと写真があるかと思ったけどなかった・・)
飯田橋モニュメント
こちらは飯田橋にある0キロポストのモニュメント。飯田橋駅にあるものではありません。
ここは当時の甲武鉄道(現:中央線)の起点となる場所なのです。今は甲武鉄道もその駅も残っていませんが、鉄道の歴史の一部としてここにモニュメントが作られたようです。
富士急行線大月駅
一気に飛びますが、富士急行線の大月駅にも0キロポストがありました。現役0キロポストです。
東京駅ではホームの中央あたりに設置されている0キロポストですが、この大月駅ではホームの端にありました。路線によって物も場所も様々なんですね。
おわりに
同じ東京駅の0キロポストでも路線によって全然違っていて面白かったです。
真っ黒に汚れてわかりにくい物もあれば、モニュメント化されてる物もあり、その差は一体なんなんでしょうね。もっといろんな駅の0キロポストを探して違いをみてみたいです。
ちなみに路線には上り(東京に近づく)下り(東京から遠ざかる)がありますが、この0キロポストは路線の上り下りの考えとは別物なので、必ずしも上りの終着点・下りの始発点に0キロポストがあるというわけではないのでご注意ください。