こんにちは。そらまめです。
前回京成電鉄の110年の歴史と路線についてを書きましたが、
今回は京成線の車両をメインに、各車両の写真と共に書いていこうと思います。
スカイライナーやJRの成田エクスプレスとの比較もしますよ~!
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京成の現役車両
現在の京成の現役車両は下記の7種類。
ポスターに載っている3050形、3000形、3700形、3600形、3500形、3400形の6種類と、
新型の3100形。
3050形
3050形(3000形7次車)
あれ、オレンジだから新型車両・・?
と思うかもしれませんが、これは3050形の車両を新型と同じカラーリングにした車両です。
元はオレンジの部分が青色をしていました。
↑色が塗り替えられる前の青い3050形。
2010年の成田スカイアクセスの開業と同時にデビューした通勤型車両で、
オレンジに塗り替えられる前の車両は車体と座席に飛行機が描かれていますが
3100形にはある富士山等は描かれていません。
このドアのQRコードは、ホームドアのテストのようです。
3000形
3000形。これは2代目3000形。
何が2代目かというと、赤電と呼ばれた初代3000形(都営浅草線との直通用車両)がいるので
この3000形は2代目3000形と言われているのです。
この3000形は京成の標準型車両なので、よく見る形の車両という感じですね。
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3700形
こちらが3700形
成田空港ターミナル直結を機に導入された車両です。
この3700形では、110周年の記念ヘッドマーク付きを見かけました。
3600形
こちらが3600形。
3500形
そしてこちらが3500形
3500形、3600形と特筆することはあまりないのですが、どちらも少し古い感じがする車両ですね。
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3400形
こちらが3400形。
他の車両はボディがシルバー(ステンレス)なのに対して、この3400形だけはアイボリー色の車体になっています。
入っているラインは他と同じく、フューチャーレッドとヒューマンブルー。
ちなみにこの赤いkeiseiロゴは古いタイプのロゴで、新しめの車両には「京成グループ」のロゴが入っています。
3100形
そして2019年にデビューしたばかりの新型車両3100形。
こちらも3000形と同じく、3100形の2代目で
初代3100形は他と同様に青と赤のラインの入った車両でした。
車両側面には富士山や飛行機、成田山の新勝寺などが描かれています。
車内の写真はありませんが、座席は鮮やかなオレンジで、まだ新しい車両ということもあって
明るい雰囲気の車内でしたよ。
この新型車両3100形は、基本的には成田スカイアクセス線でのみ運行されているようですね。
もっと車両が増えたら他の路線も走るのかもしれませんが・・
ちなみに、この3100形と同じ形で色違い(ピンク)の車両が新京成で走っています。
新京成の車両は80000形で今のとこ1編成しかないみたいですね。
こちらも2019年冬にデビューしたばかりなので、写真撮れたら追加します。
京成の現役車両はいろいろな種類があって面白いですね。
旧型車両
現役車両ではなく古い旧型車両のポスターもあったので、そちらも貼っておきます。
載っていたのは1形、モハ100形、モハ200形、3050形(初代)の4種類でした。
旧型車両なので今とは全く形が違いますね~
レトロで可愛い。
この「モハ」という形式が何を表しているかは、↓の記事に書いています。
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特急スカイライナー
京成の特急といえば、スカイライナー!
在来線最速と言われる京成のスカイライナーは、京成上野と成田空港を約40分で結ぶ特急です。
AE形:3代目スカイライナー
現在走っているスカイライナーは3代目で、最高時速160km。
その為在来線を走る電車の中では最も速い列車と言われています。
グッドデザイン賞やブルーリボン賞も受賞しているだけあって、すっきりと洗練された見た目の車両です。
スカイライナーを見ると、シャチを思い出します
「AE形」は何を表しているかというと、Airport Expressの略。
まさに成田空港へ向かう為の特急列車で、車内にはスーツケース置き場も完備。
海外旅行で大荷物になっても安心です。
スカイライナーの種類
スカイライナーと一言で言っても、実はいくつか種類があります。
- スカイライナー
- モーニングライナー
- イブニングライナー
- シティライナー
これらは車両は同じだけど、運行ルートや運行時間帯が異なるので別名で区別されているのです。
スカイライナー
「スカイライナー」は京成上野~成田空港の成田スカイアクセス線を走っている列車のことを指します。
先ほど説明した最高時速160kmまで出すのはこのスカイライナーのみ。
上野から成田空港へ最速で向かうのが、このスカイライナーです。
停車駅:上野、日暮里、空港第2ビル、成田空港
モーニングライナー、イブニングライナー
「モーニングライナー」「イブニングライナー」は、朝と夕方の通勤時間帯に運行されており
成田スカイアクセス線ではなく本線を走っている列車になります。
スカイライナーの車両で全車指定席なので、必ず座れてゆったり移動できて、
スカイライナーよりもリーズナブル。
(スカイライナーはライナー券1250円に対して、モーニングとイブニングはライナー券としては420円)
ただし朝は上り、夕方は下りのみで本数も少ないので
乗りたい場合は前売り券を購入しておくのがおすすめですが、前売り券は購入できる駅が限られているので注意が必要です。
シティライナー
お正月に運行される臨時列車で、京成本線を経由して上野から成田までを走っています。
以前は昼間に定期運行されていましたが、東日本大震災を機に定期運行が取りやめられ
それ以降は臨時列車としての運行のみとなっています。
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スカイライナーと成田エクスプレス
都内から成田空港へ一直線で行ける京成スカイライナーですが、
他に成田空港へ行く特急が全くないかと言うとそんなことはありません。
都内から成田空港へ直通する特急は、スカイライナー以外ではJR東の成田エクスプレス(N’EX)があります。
成田エクスプレス(N’EX)
成田空港へ直通する特急は京成のスカイライナーとJR東の成田エクスプレスのみ。
この2つがどう違うのか比較してみましょう!
時間
まずは時間。
都内から成田空港までの所要時間の比較です。
- スカイライナー :上野~成田空港 約40分
- 成田エクスプレス:東京~成田空港 約60分
同じルートではないので、完全に同じ距離での比較はできませんが、
この数字だけで見るとスカイライナーの方が若干早く空港へは到着できます。
ですが、例えば東海道新幹線で東京駅まで来た人が成田空港へ向かう時、どちらを使う方が早いかというと
東京から上野までの移動時間や乗り換え時間を考えると、
スカイライナーも成田エクスプレスもどっこいどっこいな感じです。
つまりそんなに大きな差はないです。
利便性
次に利便性ですが、これは成田空港へのルートがスカイライナーと成田エクスプレスでは異なるので
そこで利便性の差が生まれてきます。
スカイライナーは上野発日暮里経由の成田空港着だけですが、
成田エクスプレスは様々な場所から出発しているので、京成線沿線以外の人でも乗りやすいのです。
どこから出ているかというと高尾・大宮・大船・新宿・池袋・東京などからで、
始発ではないですが、品川や渋谷、横浜などの大きな駅からも乗ることが出来ます。
青がスカイライナー、緑が成田エクスプレスのルート。
※大体のルートを示したもので、正確な線路をなぞっているわけではありません。
上野・日暮里に行きやすい人はスカイライナー
その他のエリアから成田空港に行く場合は成田エクスプレス
と考えると、多くの人が利用しやすいという点では成田エクスプレスの方が上かもしれません。
ですが、本数を見てみると
スカイライナーは1時間に約3本
成田エクスプレスは1時間あたりの本数が約1本(曜日と時間帯による)
と圧倒的にスカイライナーの方が本数は多いのです。
なので利便性というと、気軽に乗りやすいスカイライナーの方が上かな~と思います。
つまりどっちが上も下もなく、乗る場所と時間による!ということですね。
料金
最後に料金ですが、両方とも東京駅近辺から乗車するとして、
スカイライナーは上野駅から、成田エクスプレスは東京駅から乗った場合・・
- スカイライナー :1257円(IC利用)+1250円=2507円(通常の運賃+ライナー券)
- 成田エクスプレス:1342円+1730円=3072円(通常の運賃+特急券)
なのでスカイライナーの方が料金は安くすみます。
また成田エクスプレスは閑散期とチケットレスの場合は200円引きされますが、
繁忙期の場合は200円加算されるので、時期によっては700円程スカイライナーよりも高くなります。
金額だけ見るとスカイライナー一択に見えますが、
上野までの移動運賃を考えると成田エクスプレスに乗った方が安いということもあり得ますね。
つまりどっちの方が絶対に安い!というのではなく、どこから乗るかによる・・ということですね。
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おわりに
今回は京成の現役車両たちの紹介をしてきました。
成田空港へ乗り入れるライバルの成田エクスプレスとの比較もしてみましたが、
どちらが良いも悪いもなく、自分が乗りやすい方に乗るのがいい!という結論になりました。
実はスカイライナーには乗ったことがないそらまめ(成田空港に行かないので・・)。
今度成田空港に行く時には、スカイライナーを使ってみようと思いました。
ちなみにですが、あの東京ディズニーリゾートを運営しているオリエンタルランドは、実は京成グループなんですよね。
京成電鉄がオリエンタルランドの大株主だからですが、特にそれを大きく打ち出してはいないので知らない方も多いかもしれませんね。
京成線に乗ったことなくても京成グループの利用をしたことある人が日本にはたくさんいるだろう・・という余談でした。
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