こんにちは、そらまめです。
2020年にカッコいい新型車両がデビューしたことでも話題になった特急『踊り子』。
東京から伊豆方面に行く時にはお世話になるこの踊り子号ですが、
今車両の切り替わりタイミングの為、新旧車両が混在している状態になっています。
去年引退したスーパービュー踊り子(SV)と現在走っている踊り子号3種の計4種、写真と共に紹介していきます。
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特急『踊り子』とは
特急『踊り子』とは、東京駅と池袋・新宿から伊豆急下田駅または修善寺駅間を運行する特急列車です。
毎日定期運行しています。
東京から伊豆方面へ(伊豆急下田・修善寺)
東京駅と池袋・新宿から、と書きましたが、東京発が1日4往復に対して池袋・新宿発は1日1往復しかありません。なのでそらまめとしては東京発着の特急列車というイメージが強いですね。
踊り子の終点は伊豆急下田駅と修善寺駅。
それぞれ別々に運行されているのではなく、東京発の2往復に伊豆急下田行きと修善寺行きが連結されていて、熱海で切り離されてそれぞれの終点へ向かう形になっています。
これは熱海の写真。熱海も大好き
東京から伊豆というとそんなに遠くないイメージがありますが、
伊豆急下田は伊豆半島の南側、つまり半島の先端の方なので、特急でいっても結構時間がかかります。時間帯にもよりますが、大体2時間40~50分くらいでしょうか。新型のサフィール踊り子だともう少し早いみたいですが・・
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運行ルート
踊り子号の車両自体はJR東日本の持ち物ですが、運行区間は
- JR東日本
- JR東海
- 伊豆急行
- 伊豆箱根鉄道
の4つの鉄道会社の線路を使って走っています。
特急列車なので乗車するには特急料金が必要ですが、伊豆箱根鉄道の区間内は特急料金が不要となっています。
踊り子の由来
特急『踊り子』の名前の由来ですが、
・伊豆方面
・踊り子
とくればもうピンときますよね。
そうです、文豪川端康成の小説「伊豆の踊子」にちなんで付けられた名前です。
「伊豆の踊子」は主人公の青年が伊豆を一人旅をする中で、旅芸人の一座と出会い、その踊り子に心惹かれていく・・
といった内容ですが、その伊豆一人旅が最初に修善寺に泊まり最後は下田から船で帰るので、この特急に『踊り子』という名前が付いたのも納得だし、ピッタリだなと思います。
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特急『踊り子』の車両紹介
2021年1月現在、特急『踊り子』として走っているのは3種類の車両。
- 国鉄時代(!?)からの古い特急 185系(2021年 引退済)
- 色を塗り替えて心機一転 E257系
- 新型のサフィール踊り子 E261系
そして、新型サフィールの登場と共に引退した車両が1種類。
- 30年走ったスーパービュー踊り子 E251系
今回はこの4種類の紹介をしていきます。
国鉄時代からの古い車両 185系
そらまめは、『踊り子』といえばこれのイメージでした。185系。
この185系は見るからに古い(よく言えばレトロ)感じがしますが、それもそのはず、この185系は国鉄時代からある車両なんです!
国鉄時代の最後の方に出来た車両ですが、それでもJR東管内を走る特急では唯一の国鉄車両なので、貴重な車両でもあるんですね。
ですが、この185系も2021年春を持って、踊り子の定期運行を引退することが決まっています。185系が引退することは、国鉄車両での特急定期運行はなくなるということになります。
長い間お疲れさまでした。
引退する前に1回は乗りたいけど、このご時世だしなかなか厳しそうですよね・・
引退してもすぐに解体されるわけではないと思うので、もしかしたらどこかに展示されたりするのかもしれませんね。
JR東日本:185系特設サイト
『あずさ・かいじ』から『踊り子』へ E257系
お次はE257系です。
先ほどの185系に置き換わるのがこのE257系。
元は特急『あずさ』『かいじ』として走っていたE257系が、車両を塗り替えて踊り子に転用されています。
あずさ・かいじ時代のE257。ちゃんと撮れてる写真がなかった・・
E257は他にも房総の方を走ってる『わかしお』などにも使われています。
色が違うだけで雰囲気が全く違いますね。
踊り子になったE257ですが、塗り替えられた車体の色は「ペニンシュラブルー」といって、伊豆の空と海の色をイメージした色だそうです。
「ペニンシュラブルー」って何かと思いましたが、どうやらペニンシュラと呼ばれる色の塗料があるみたいですね。
暗めの水色という感じです。
185系は「踊り子」の絵付きヘッドマークがついていましたが、E257では絵はなくなって「踊り子」とだけ表示されていました。
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最新型のサフィール踊り子 E261系
こちらが2020年春にデビューしたばかりの、新型車両『サフィール踊り子』です!
かっこいい!!
車体がピカピカ過ぎて周りがすごい写りこんでしまうので、綺麗には撮れなかったんですがすごいかっこよかったです。
もちろんサフィール踊り子も車両の色はペニンシュラブルー。
相鉄のネイビーの新型車両や、東急のロイヤルエクスプレスなんかもそうですが、全身青(ネイビー)の車両ってすごくいいですよね。強そう。
サフィール踊り子1号。
ドアが広いような気がします。(写りの問題かな)
食堂車がある
このサフィール踊り子、他の特急とは違って観光列車的な面もあるので、なんと食堂車が付いているんです。
今現在JR東日本で食堂車があるのは4つ。
- TOHOKU EMOTION(レストラン列車)
- フルーティア(レストラン列車)
- TRAIN SUITE 四季島(豪華列車)
- サフィール踊り子(特急列車)
普通の特急列車で食堂車が付いているのは、サフィール踊り子だけ!
ヌードルとちょっとしたパンやおつまみだけのようですが、乗ったら是非食べてみたいですね。
これは余談ですが・・
食堂車と言えば、東京駅のグランスタ東京内にあるレストラン「ステーションレストラン ザ セントラル」
このレストラン、食堂車をイメージして作られていて、レストラン内の座席も列車の座席っぽい雰囲気になっているんです。
窓と網棚が列車みたいです。
メニューはビーフシチューが人気のようですが、そらまめはティータイムに行ったのでパウンドケーキを。
こちら「東京駅赤レンガパウンドケーキ」という名前で、東京駅の赤レンガをモチーフにしたパウンドケーキ。結構みっちり詰まっているパウンドケーキで美味しかったです。
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引退:広々窓のスーパービュー踊り子 251系
サフィール踊り子の登場の裏でひっそりと引退したのが、こちらの251系スーパービュー踊り子。
踊り子=185系と251系スーパービューという2体制で長らくやってきましたが、185はE257に、スーパービュー踊り子はサフィールに置き換えられ、新しい踊り子へと変わっていくんですね・・
スーパービュー踊り子と言えば、名前の通り景色が良く見えることを売りにしていた列車です。
こんな感じで窓も上部まで大きく採られていて、晴れた日に乗ると本当に気持ちいいものでした。
(海が見えるのはもちろん海側の席だけですが・・)
でも全部が全部こういう車両ではなく、グリーン車はこんな感じで2階建てになっていて、下の階は個室だったそうです。
先頭車運転席のすぐ後ろ6席or12席は展望席になっていて、前面展望が楽しめるようになっていました。
サフィールも1号車は展望席のようになってはいますが、スーパービューの展望席のような傾斜もなく運転席からも少しだけ距離が出来たので、「展望席」という感じではないようですね。
他に前面展望があるのは、東京近郊では小田急のロマンスカーくらいでしょうか。
広々とした前面展望のある特急列車がなくなってしまったのは、ちょっと寂しいですね。
スーパービュー踊り子は1990年4月にデビューして、引退するまで30年。
長い間お疲れさまでした!
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その他
踊り子ではありませんが、踊り子と似た列車をもう2つご紹介します。
IZU CRAIL(伊豆クレイル)
サフィールが登場したことでスーパービュー踊り子が引退になりましたが、実は引退したのはスーパービュー踊り子だけではないんです。
IZU CRAIL(伊豆クレイル)という小田原~伊豆急下田間を走るJR東日本のリゾート列車。
こちらも2020年3月、つまりサフィールの登場と同時に引退した列車になります。
画像引用:えきねっと
ピンクと白が基調のかわいらしい雰囲気の列車で、食事サービスとセットの旅行商品として販売されていましたが(席だけもあったのかもしれません)
食堂車付の観光列車のような面も持ち合わせているサフィールとかぶってしまうところがあったからでしょうか、恐らく伊豆クレイルがサフィールに吸収されるような形でなくなったのかな・・と思っています。
引退の理由は車両の老朽化とも言われてるみたいですが・・
これは特急草津ですが、伊豆クレイルと同じ651系です
THE ROYAL EXPRESS
こちらは現役の列車、東急が運行しているザ ロイヤルエクスプレス。
サフィールよりも、四季島等の豪華列車に近い観光列車です。
横浜から伊豆急下田までを走っています。時々北海道でも走ってるようです。
公式サイトを見ていただくとわかりますが、かなり豪華な車内になっています。
食事つきの乗車プラン以外に宿泊もついたクルーズプランもあり(宿泊は列車内ではなく提携のホテルなど)、横浜から伊豆急下田まで数時間の旅ですが、なかなかのお値段がするようですね。
3大豪華列車には手が届かないけど、ロイヤルエクスプレスなら・・いつかは・・乗ってみたいです・・
ロイヤルエクスプレスは踊り子とは少し違う性質の列車ですが、同じ伊豆急下田へ向かう列車ということで、その他に挙げておきました。
おわりに
そらまめは東京の人なので、子供の頃から伊豆は身近な旅行先でした。
あまり小さい時のことは覚えてませんが、恐らく185系やスーパービュー踊り子にも何度も乗ってきたのでしょう。
大人になってからは東京駅で踊り子を見かける度に「あ~伊豆の温泉に行きたいなー」なんて思っていました。
そらまめにとって特急『踊り子』は思い出深い特急なんです。
2020年新型のサフィール踊り子の登場で(個人的に)とても盛り上がりましたが、その陰で引退する185系とスーパービュー踊り子を思うと寂しくもありました。
こんな状況ですから、乗れる日がいつになるかはわかりませんが、今度はサフィールとE257系と新しい思い出を作っていきたいと思います。
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