静岡で蒸気機関車に初乗車!大井川鐵道のSL乗車レポ。やっぱり迫力がすごい!

こんにちは、そらまめです。

都内に展示保管されているSL(蒸気機関車)はたくさん見に行きましたが、動いているSL(蒸気機関車)に乗ったことはありませんでした。

なので、乗ってきました!静岡の大井川鐵道のSLに!実際に動くSLの迫力はすごかったです。

今日はそらまめのSLの乗車レポをお届けします。


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大井川鐵道のSL

まず最初に大井川鐵道のSLはどんなものかを見ていきましょう。

日本で最初の動態保存

日本国内で動態保存(動く状態で保存)されているSLは全部で16両。(公園や施設内の動態保存車両を除く)

その中でも大井川鐵道は、日本で最初に動態保存のSL運転がはじまった鉄道であり、現在でもほぼ毎日、年間300日以上もSLが走っている鉄道でもあります。

大井川鐵道のSLと言えば、トーマスでも有名ですよね。機関車トーマスを模したSLが期間限定で走っているんです。

まさにリアルトーマス!

完璧な実写版で、子どもたちは喜びそうですね。

4両あるSL

大井川鐵道で運行しているSLは4両あります。

  • C11 190
  • C11 227
  • C10 8
  • C56 44

全部C形のSLですね。

 

中でもC108は大井川鐵道の4両の中でも最も古い昭和5年製。そしてC10形自体、製造数が23両と少なかった為とても珍しく、C108は現存する唯一のC10形なのでとても貴重な1両なのです。

そらまめが乗ったのも、このC108でした!

レトロな客車

大井川鉄道のSLの見どころは、SL(蒸気機関車)だけでなくレトロな客車にも注目です。昭和初期に製造されたSLが引っ張るのは、同じく昭和初期に製造された客車

客車は旧国鉄のものをそのまま使っているため、木製の椅子や扇風機など全体的にレトロ感溢れる内装になっています。


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大井川鐵道SL乗車レポ(C108)

では、実際に大井川鐵道でSLに乗ってきたので乗車レポをしたいと思います。

大井川鐵道へ

大井川鐵道があるのは、静岡県。

東京から大井川鐵道に行くのは結構遠くて、車で行くと3時間以上かかります。なのでそらまめは、バスツアーを利用して行ってきました。

都内発だと、大井川鐵道以外にも真岡鐵道(栃木茨木)のSLに乗るツアーもありましたよ。

乗車は家山駅

大井川鉄道のSL運行区間は新金谷~千頭。新金谷の先に金谷駅がありますが、SLは金谷駅まではいかないようですね。


画像引用:大井川鐡道

そらまめが乗ったのは家山~新金谷間の約30分の距離。

良い天気!家山駅からはたくさんの団体客が乗車していました。個人のお客さんはあまりいなかったんじゃないかな。

これは団体の人用のチケット、乗車証明書。個人で乗る人は違うチケットだと思います。

こんな鐘もありました。でも鳴らせません。

駅のホームはこんな感じ。田舎の駅って感じだけど、観光列車(?)が走ってるだけあって綺麗に整備されています。

向こう側が金谷方面です。広々としていて気持ちいい!

 

駅舎内にはこんな絵が飾ってあったり、SLの写真もたくさん飾ってありました。

これは恐らく古いレールの一部ですが、重しとして使われていました。

時刻表はこんな感じ。赤字がSLの運行。でも毎日走ってるわけではないので、運行日時は事前に公式サイトで確認してくださいね。

SLが到着する時間が近くなったら、団体ごとにホームに入っていきます。

SLがやってきた!

ホームに入り少し待つと、ぽーっという汽笛と共にSLがやってきました!

写真に夢中になるあまり白線を出ないように気を付けましょうね

SLはすごい迫力で、横を通り過ぎる時は普通の電車以上に怖かったです。

きたきた!!C108!車体も大きいし、黒くてごついし、音はすごいし、とにかくすごい迫力です!!

今まで停まっているSLはたくさん見てきましたが、動くと全く違いますね。

運転手さんと車掌さん?燃料をくべる人?

そらまめこのあたり詳しくないのですが、写真では2人いるのがわかります。もしかしたら反対側にももう1人いるのかも。

客車の入口。3号車。

この客車の形式はオハ35のようですね。他にもオハフ33形、スハフ42形、オハ47形等があるようです。

 

SLは観光列車的な扱いとはいえ、この家山駅は始発ではないので、ゆっくり写真撮影をする時間はありません。ささっと周辺を撮影したら素早く乗り込みます。


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客車内

客車に入ると、レトロな雰囲気!

青い座席がレトロ可愛い。なんとなく古い教会の椅子のような印象を持ちました。

席はボックス席。多分全席指定です。木の壁がいい味してます。

この小さな緑のボタンは扇風機のボタン。レトロだけど良い!

そして天井はこんな感じ。扇風機とライトが交互についています。

今回は寒くもなく厚くもない季節だったけど、真夏や真冬はどうなんでしょう・・

快適さは未知数です・・

これはなんだろう、ゴミ入れ?灰皿ではないですよね・・

今では珍しいタイプの日よけは、緑色の布でした。

上から引っ張ってきて、引っ掛けるタイプの日よけですね。

座席の青といい、日よけの緑といい、全体的に深めの色がアンティークっぽくて雰囲気良かったです。

 

ちなみにそらまめが参加したバスツアーでは、SL乗車+スイーツのプランだったので、こんな抹茶のスイーツを頂きました。

粉砂糖でSLが描かれていますね。甘すぎず、でも結構ずっしりとしたスイーツで男性でも満足度高いと思いました。※これはバスツアーのプランについていたので、駅で販売しているスイーツではありません

 

乗っている最中

家山駅から新金谷駅までは約30分。

SLは山側と川側があって、川側の方が景色がひらけていて見ていて楽しいかもしれません。そらまめは山側の席だったので、あまり景色はよくありませんでしたが、途中でこんな狸がたくさんいたりしました。

ブレブレ・・

 

結構沿線で写真を撮ってる方が多かったですね。地元っぽい方も多かったので、大井川鐵道のSLは地域の人にも愛されてるんだな~と思いました。

乗っている途中には車掌さんが来て、SLや車両のちょっとした話をしてくれたり、ハーモニカを演奏したりして乗客を楽しませてくれました。そらまめの時はおじいちゃん車掌さんでしたが、女性の車掌さんもいるようです(公式サイトではSLおじさん、SLおばさんと書かれています)

 

肝心の乗り心地ですが、かなり揺れました。

これはSLだからなのか、古い客車だからか、都市部ではない路線だからなのかはわかりませんが、こんなにガタゴト揺れるのか・・と思いました。酔うような揺れではありませんが、普通の山手線なんかをイメージしてるとびっくりするかもしれません。

 

乗っているとSLなのか何なのかはわからなくなりますが、時折聞こえる汽笛

ああ、SLに乗ってるんだ・・

と思えて良かったです。

終点、新金谷駅

あっという間に終点の新金谷駅に到着です。

この駅で団体客が一斉に降りるので、駅は混雑します。トイレもすごい行列ができていました。

 

新金谷駅ではたった今走っていたSLがしばらく停まった後、戻るために方向転換したりするのを見ることができます。

ホームの先頭から見えるのはこんな感じです。ホームからだと先頭車両を前からは見えないので、駅の外の駐車場の方がよく見えます

 

客車。

客車も何種類かあるようで、これは茶色の客車でしたが、こんなオレンジの客車も奥に停まっていました。オレンジのはもしかしてトーマス号の客車かも。

 

そしてこれがSLの一番後ろにくっついて一緒に走っていたE101

SLの力が弱い車両の場合は、このように後ろに電気機関車(E形)をくっつけて後ろから押していくようです。

SLの種類によって、どれくらいの客車を引っ張れるかが決まっているので、それを超える客車を引っ張る場合はこうやって補機車両がくっついているんです。こういうのも実際に乗らないとわからないことですね。

 

人が多いので写真だとわかりにくいですが、オレンジ・茶色・青・黄色と鮮やかな色が並んでいる駅でした。


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新金谷駅周辺

駅を出ると、プラザロコという施設があって、そこではお土産販売やSL車両の展示などがされています。SLを降りた後ももう少しSLを楽しむことができます。

こんな黒ポストも。SLの車体と同じ塗料で塗られた黒ポストだそうです。ここだけの風景印を押してので、自分宛てに1枚出すのもいいですね。

これは記念フォトスポット。

こんな部品などが外に展示されています。

 

新金谷周辺にはトイレが2か所ありますが、どちらもすごく混みます。そらまめはのんびり外の写真を撮ってからプラザロコ内に入ったら、トイレ激混みで行くのを諦めました。

外から見たSL

駅を出て駐車場の方に行くと、さっき走っていたSLを見ることができます。

まだ客車が付いた状態のSL

奥には電気機関車もいますね。

車掌さんと整備の方でしょうか。客車を切り離してバックしてきたSL、C108

これは転車台に乗っていた別のSL。C12164

このあと先ほど走っていたC108に引っ張られて移動していきました。

プラザロコ内

最後にプラザロコ内の展示物のご紹介です。

プラザロコ内はトイレとお土産屋さんは混んでいましたが、奥の展示コーナーは殆ど人がいませんでした。皆ツアーの集合時間があるから、ゆっくり見てる時間はなかったのかもしれませんね。

コッペルのいずも1号。写真だとおもちゃっぽく見えますが本物です。

こちらは1275形。タンク式蒸気機関車

この丸ノ内線のような色合いの車両は、南アルプスあぷとライン(大井川鐵道井川線)の旧客車。アプト式というのは、急こう配用の鉄道システムで、日本で唯一この大井川鐡道井川線で採用されています。

中に入れますが、小さくて天井が低くて狭いです。

 

古い駅舎の再現もありました。こんな電話ボックス見たことありませんが、かわいいですね。

レトロ!昭和レトロ!

壁にはこんなポスターも貼ってあって、雰囲気出ています

他にも鉄道模型なども展示してあったので、もっとゆっくり見たかったのですが、時間がなかったのでここで終了です。

大井川鐡道 ロコミュージアム


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おわりに

そらまめの初めてのSL乗車体験!

30分という短い時間でしたが、すごく良い体験でした!車体も音も本当にすごい迫力で、これは静態保存車両や映像では味わえないものだなと思います。SL乗車本当に良かったので、他の鉄道のSLにも乗りに行きたいと思いました。

 

でも、SLは維持管理費がすごそうなので、大井川鐡道に限らずSL運行はいつまで続くのかわかりません。なので東京からだと大井川鉄道は遠いですが、SLが元気に走っているうちに是非一度は体験することをお勧めします

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