こんにちは。そらまめです。
青梅の観光スポットでもある『青梅鉄道公園』は、大人も子供も鉄道好きでもそんなでもなくても楽しめる場所!
数多くの蒸気機関車が展示されていて、ここでしか見れない貴重な車両もあるんです。
今日はそんな青梅鉄道公園に行ってきたレポです。
写真多めでお届けします。
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たくさんの展示車両
蒸気機関車(SL)は8両
「東京でSLたちに会おう」
青梅鉄道公園のパンフレット表紙にも書かれているように、青梅鉄道公園にはたくさんの蒸気機関車(SL)が展示されています。
その数、なんと8両!!
そして昭和初期に活躍した電気機関車1両と、新幹線0系が1両と、
鉄道博物館に負けず劣らず、
いえ、機関車だけならどこにも負けていないくらい充実しています。
大迫力の蒸気機関車が並んでいる様子はすごい迫力で、子供だけでなく大人も楽しめますよ。
遊具もたくさん
展示車両もたくさんありますが、遊具もたくさんありました。
ブランコなどではなく、ミニ鉄道(お金を入れて1週ぐるっと回る乗り物)や、動くパンダさんなど。
空いてるスペースには全部遊具置いたんじゃないかというくらい、本当にたくさんありました。
ファミリーで来てもし子供が展示物に飽きてしまっても、遊具があるので安心ですね。
逆に小銭を使いすぎてしまうという心配も・・
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鉄道公園内の様子
ではさっそく、青梅鉄道公園のレポに入ります。
入場料などは最後にまとめて記載します。
園内案内図
園内はこのようなつくりになっています。
これだけ見るとそんなに広くないように見えるかもしれませんが、この数字やアルファベットの書いてある四角が展示車両なので、実は結構広いです。
特に右側は展示車両の大渋滞という感じで、縦列駐車のように蒸気機関車が並んでいます。
中央にある記念館には、様々な写真や資料の展示パネルがあり、
大きなジオラマもあります。
このジオラマは時間になると鉄道模型が走るイベントがあるので、時間に合わせて記念館に行ってみましょう。
ちょっと変わった鉄道模型も走っていましたよ。
D51がお出迎え
青梅鉄道公園入口です。
入るとすぐにSLで最も有名なD51(デゴイチ)がお出迎えしてくれます。
実は外からでも車両は見れる状態ですが、やっぱり近くまで行ってみると迫力が全然違いますね。
先頭の前にはベンチが置いてあって、写真を撮るのにぴったり!
こっそり左側に乗り物のキリンさんが写ってます。動物の乗り物は4~5台ありました。
ちなみにチケットはこんな感じで、この入口にあるSL D51の写真が使われています。
記念館屋上
記念館は2階建てですが、屋上に出ることができます。
こんな感じで広々~
天気がいい日はとても気持ちがいいです。
あるのはこんな方位を示すものくらいで、がらんと何にもない屋上です。
ベンチはあったかも。
屋上から見た園内
屋上から見た都心の方
晴れていたらぜひ屋上にも行ってみてくださいね。
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展示車両紹介
次に、鉄道公園内に展示されている車両をご紹介していきます。
展示されている車両は全部で11両!!
そのうち蒸気機関車は8両もあります。珍しい車両もありましたよ。
そしてさすがは鉄道公園。
綺麗に管理されていて、車両はみんなピカピカでした。
D51452 蒸気機関車
入口でお出迎えしてくれたデゴイチ。
D51452です。
国鉄時代の鉄道車両を代表する貨物用蒸気機関車。
一つの形式(D51)としては最も多い1115両も製造されました。
なので多くの人がSL=D51というイメージを持つくらい、有名な形式となったのですね。
製造年:1940年
他のD51は都内の公園でも見ることができますよ。
クモハ40054号
クモハ40形式電動車です。
これは蒸気機関車ではなく電車です。簡単に言えば古い電車。
1両あたりの店員を増やすために、車両の長さが20mになっています(それまでの車両は17mが基本)
今では当たり前の運転席が車両前方についているのも、当時では珍しかった形のようです。
青梅線でも戦後から1978年(昭和53年)まで走っていました。
この展示されている車両は、引退した当時の姿のままで残されているようです。
この渋い色合い、そらまめは結構好きです。
製造年:1935年
E102 タンク蒸気機関車
E10形式タンク蒸気機関車です。
急こう配用の、国鉄最大の珍しいタンク式蒸気機関車です。
Eなので車両が片側5つあり、実際に見ると他の車両よりもかなり大きいなという印象です。
このE10はこの青梅鉄道公園にしか展示保管されていないので、とても珍しく貴重な車両なんですよ。
峠超えする路線などで活躍していたそうですが、電化に流れに伴い長期に活躍することはなかったようです。
製造年:1947年
C111 蒸気機関車
蒸気機関車のC11形。
近距離用の標準型タンク式蒸気機関車です。
運転台が広いため、作業性がいい車両です。
輸送量の少ない都市部近郊や地方のローカル線として使われていました。
貨車の入れ替え用としても使われていて、幅広く活躍したようですね。
C111とE102はこんな感じで縦に並んで展示されています。
C11といえば新橋駅前にいるSLもC11ですね。
ここはC111なので、C11形式の中の一番最初の車両ということになります。
製造年:1932年
ED161 電気機関車
ED161号電気機関車。準鉄道記念物です。
現存する数少ない黎明期の国産電気機関車であることから、準鉄道記念物に指定されています。
生まれたのは戦前。初期の国産電気機関車です。
現役の頃は当時は上越線や中央線を走り、
最後の方は南武線や青梅線で貨物列車の牽引車として活躍していました。
初期の電車はみんなこの茶色というかあずき色というか、皆渋い色なんですね。
製造年:1931年
110形 蒸気機関車
110形蒸気機関車。
鉄道記念物に指定されています。
日本で初めての鉄道(新橋~横浜間)で使われた10両のうちの1両なので、とても貴重な車両です。
開業当時の機関車は、鉄道博物館@大宮にも1号機関車(150形)が展示されています。
この車両は開業当時の機関車のうち、3号の番号がふられていたので、「3号機関車」と呼ばれています。
小柄でかわいい機関車。
隣の2221と比べるとだいぶ小さく見えます。
この110形の展示だけ、中の仕組みが分かるようになっています。
色合いでトーマスみたいに見えます。
製造年:1871年
日本の鉄道発祥の地【新橋編】駅前のSLは創業地の象徴!旧新橋停車場鉄道歴史展示室にも行ってきました。
日本の鉄道発祥の地【横浜編】鉄道創業の地桜木町駅。記念碑や展示物紹介、開業秘話も。
2221号(2120形) 蒸気機関車
2120形蒸気機関車の2221号です。タンク蒸気機関車。
この車両は形式と番号が一致してないのでちょっと紛らわしいですね。
日露戦争時にそれまでよりも大きな力を持つ機関車が必要となったため作られた強力機関車。
貨物列車や勾配のきつい線で活躍していたそうです。
一部は満州でも走っていたとか。
当時はB6形と呼ばれていて数も多く(多い時で268両もあった)、明治後期の代表的な機関車となっています。
製造年:1905年
連結しているように見えますが、後ろは別の機関車です。
機関車の渋滞。
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5540(5500形) テンダ蒸気機関車
5540号、5500形式テンダ蒸気機関車です。
※テンダ蒸気機関車についてはこちら参照
明治時代後半~大正初期にかけて、旅客列車用として愛用された車両です。
主に中距離用。炭水車(テンダ)を連携した蒸気機関車。
機関車の大きさに比べて、先が長いのが特徴。
車輪は片側2輪のB型です。
60両あり、現役当時では数の多い車両の一つでした。
第一線で活躍した後は、工事用車両として使われたそうです。
製造年:1897年
8620形 テンダ蒸気機関車
この8620形は、各国から輸入された蒸気機関車のいいとこどりをして日本国内で初めて製造された蒸気機関車です。
性能は非常に優秀で、各地の旅客列車用としてつかわれた大正時代の国鉄を代表する車両となっています。
「ハチロク」という愛称でも親しまれています。
車にハチロクという人気車がありますが、鉄道にもハチロクがあるんです。
8620形は687両も製造されたので数は多いですが、
この青梅鉄道博物館に展示されているのはなんとその第一号!
これは貴重な1両なんですね。
製造年:1914年
9608(9600形) テンダ蒸気機関車
9600形の9608号。テンダ蒸気機関車です。
9600形は大正時代の代表的な貨物用機関車です。
ボイラーが高い位置に取り付けられ、引張力が強いのが特徴で、D51が誕生するまで貨物用や勾配用の標準形として毎年製造されたそうです。
運転席から写真を撮るそらまめ
784両も作られ、四国以外の地方で幅広く活躍しました。
9600形なので「キューロク」の愛称で親しまれています。
製造年:1913年
新幹線0系
青梅鉄道公園には1両だけ新幹線がいます。
あの団子鼻で有名な、新幹線0系。青と白の丸っぽい車両です。
画像引用:青梅鉄道公園HP
そらまめが行った時はちょうど修繕工事中で、まさかの見学不可・・・!
この工事は2019年7月頃まで続くそうです。
工事期間は園内でも書いてある期間が違って、どれが本当なのかわからなかったので、
気になる場合は行く前に確認をするのをおすすめします。
一応隙間から見ることはできた・・
0系は世界で初めて自足200kmを超えて営業運転をした記念すべき車両。
今でも多くの人に愛される新幹線車両ですね。
製造年:1969年
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記念館
最後に記念館の中を少しご紹介します。
記念館の中は、説明パネルや鉄道模型、過去の特急列車のヘッドマークなどが展示されています。
ずらりと並ぶ鉄道模型。
動く鉄道模型ジオラマもありましたよ。
懐かしい中央線
細部までよくできてますね~
こんなフォトスポットも。
そらまめは大人なのでみっちり詰まってますが、子供なら可愛く撮れそうです。
ここでは撮影用に駅員さんの帽子も借りられますよ。
小さいですがお土産売り場もありました。
青梅鉄道公園概要
青梅丘陵の東側、青梅市永山公園の一角にあります。
青梅鉄道公園はJR青梅線「青梅駅」から徒歩15分
車で行く場合は、永山公園内の駐車場は無料で使えます。
青梅は鉄道公園のほかにも昭和レトロの街並みでも有名なので、鉄道公園の後、ぶらり街歩きをするのもおすすめですよ。
是非行ってみてくださいね。
<施設情報>
入園料 :100円(小学生以上)
開園時間:【3~10月】10時~17時半(入園は17時)
【11~2月】10時~16時半(入園は16時)
休園日 :月曜日、年末年始
ただし特別開園日や休園日が変更になることもあります。
※詳細は公式HPでご確認ください
(2020年9月追記)
同じような屋外展示の鉄道施設で碓氷峠鉄道文化むらにも行ってきました。
こちらもよろしければどうぞ!
コメント
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